現代の日本は、少子化傾向にあると言われています。
それでも児童の数と比較すれば小児科の数は少ないため忙しい現場も多く、看護師が小児科で働くのは大変だと言われています。

しかし小児科で働いていると、体は疲れてもそれ以上にやる気が湧いてきたり、心が休まるシーンも多いです。
小児科で働く看護師の多くが感じている魅力は、やはり「可愛らしい子供と触れ合うことができる」点でしょう。
子供の純粋であどけない話し方や、医療器具などに興味津々な目を向けてくる様子などに触れるだけで嬉しくなる看護師は非常に多いです。

また、将来子供を持とうと思っている人や、今現在子育て中の人にとって、小児科は学びの場でもあります。
他所の親御さんがどのように子供に接しているか、その子供は親御さんをどんな風に見ているかなど、様々な親子の関係性を見ることができます。
自分の子供に接する際にどのようにすればお互い笑って過ごすことができるかを考える際、患者の家族関係は非常に参考になるため、仕事をしながら家庭円満のための学びを得ることができます。

また、子供は大人ではかからないような病気も多く、扱う疾患が幅広いので様々な知識が必要になります。
そのため勉強量も多く大変ですが、自分のためという理由の他に「子供たちのため」という理由が付くのでモチベーションが上がりやすく、ある程度小児科での業務に自信が出てくる頃には看護師としてのスキルも格段に上がっています。
キャリアアップを考える上でも、小児科で働くことは恩恵があると言えるでしょう。